お酒は賢く飲め!!
まず結論から言いますと、お酒は太ります!
しかし、ここであきらめないでください。 お酒は飲み方によって被害を抑えることができます。
そのためにもお酒について理解を深めていきましょう!
まず、お酒といえばアルコールですが、 アルコールについて、皆さんはどのくらいご存じでしょうか。
アルコールのカロリー
1gあたり約7㎉あります。
しかし、アルコールはエンプティ―カロリーと表現されることがあり、 アルコール自体は太らないと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
その解説をするためにアルコールはどのように代謝され、利用されるのか見てみましょう。
アルコールは摂取すると、肝臓で分解され「アセトアルデヒド」に変化します。
このアセトアルデヒドは毒性が強く、お酒を飲んだ際の発赤や頭痛、吐き気などの原因となっています。その後アセトアルデヒドから「酢酸」に酸化し、血中へ流れ筋肉や臓器に移動、最終的に水と二酸化炭素に完全に分解されます。ここまでの流れで約7㎉の熱を産出すると言われています。
難しい話になってしまいましたが、要はエネルギーとなって使われるということです。
それではなぜ、アルコールを飲むと太ってしまうのでしょうか。
先ほどご説明した通り、アルコール→アセトアルデヒド→酢酸の過程で、酸化していくのですが、その際に酵素が使われます。その酵素は働くと、脂肪の合成酵素を活性化してしまいます。そのため、アルコールと一緒に食事をすると脂肪が増えやすくなるのです。
また、血糖値を下げるインスリンは脂肪の合成酵素をさらに活性化します。
つまり、シメの雑炊やラーメンは最悪だということです。
ですが、低糖質食ならインスリンの影響も避けられるため、 タンパク質メインでお酒を飲むことでだいぶマシになるでしょう。
お酒に含まれる糖質
ここで問題になってくるのはお酒自体に糖質が含まれている場合です。
いわゆる「蒸留酒」と分類される焼酎やウイスキー、ブランデー、ウォッカなどは蒸留されることで、原料の糖質が取り除かれているので糖質は含みません。
※割るものによって糖質が含まれてしまうので気をつけてください。
そして、問題は糖質が含まれる「醸造酒」 日本酒やビール、ワインです。 これらは、糖質が含まれています。
日本酒1合(180ml)で7.5g
赤ワイン1本(750ml)で11g、白ワイン1本で15g
こうやって見てみると、飲みすぎなければ、大した量ではありません。
ですが、特にビールは日本酒などと比べるとアルコールの度数も低く、ゴクゴク飲めてしまうので注意が必要です。 今は、糖質オフの発泡酒や第三のビールなど、様々なビールがあるので 気にならなければ、糖質が低いビールを選びましょう。
また、「混成酒」という醸造酒や蒸留酒に香料や糖を加えてつくる酒があります。 代表は梅酒です。梅酒はビールよりも糖質が高く、注意が必要です。
さて、お酒の種類については簡単にご説明しました。
まとめますと、アルコールを飲むこと自体、脂肪は増えやすくなってしまいます。
また、糖質を多くとることで血糖値が上がりやすくなり、インスリンの影響もうけてしまいます。
その中でどんなお酒を飲むか。
どんなおつまみを食べるか。
自分で選択できれば、お酒を飲むことで起きる悪影響を少しでも低くできると思います。
新宿・西新宿パーソナルトレーニングジム
YOSHIDA GYM
作 伊藤直弥
監修 吉田直輔